ホーム > 「ビデンス・ピローサ」という植物

「ビデンス・ピローサ」という植物

文献資料から見た、 ビデンス・ピローサ」

ビデンス・ピローサは、熱帯アメリカ原産のキク科センダングサ属の植物で、黄色や白い可憐な花を咲かせ、広く熱帯・亜熱帯にかけて分布しています。日本では、沖縄などにも分布しています。過酷な環境でも繁殖できるという、非常に強い生命力が特徴です。とても変異しやすいので、素人では見分けのつかない近縁種がたくさんあります。文献資料によると、中南米諸国やアフリカ大陸各地、また環太平洋の国々では、伝承薬、民間薬として広く使用されてきたことが窺われます。

食用としては、若葉や柔らかい葉を茹でて、ピーナッツバターとか食用油、トマト、玉葱、などを加え食べるとか、葉を茹でて乾燥したものを新鮮野菜の不足する乾季に食べる、ビタミンEの補給源である、などの記載があります。
薬草としての効能は、消化器、呼吸器、循環器、感染症、眼科や耳鼻科、歯科、婦人科、外傷や潰瘍など、ほとんどあらゆる領域に亘っており、特に炎症を伴う症状によく使われているように思われます。

PAGE TOP

幾つかのちょっと変わった例を挙げると、根の料理がマラリアに効くとか、柔らかい葉を痛い所に貼る、花が下痢止めに、葉の乾燥粉末を水と混ぜて浣腸する、根や新芽を噛むとリウマチに効く、種子を灰にして傷口に擦り込む、葉の搾り汁を点眼、全草を絞ったり煎じたりして解熱・鎮痛に飲んだり患部に貼ったり、毒蛇に噛まれた時の解毒、寄生虫や結核も挙げられています。実に様々です。
このように使用部位も全草、根、葉、花、種、全て利用されています。
もちろん、人種も体質も食生活も生活環境も違う日本人が、例えば毒蛇に噛まれた時に効くとは考えられませんので、ビデンス・ピローサの世界での使用例と考えて頂ければと思います。

使用例リスト

ビテンス・ピローサのてんぷら

<strong>宮古ビデンス・ピローサ</strong>®とは
「ビデンス・ピローサ」という植物
PAGE TOP